明けて、土曜。今日は、目的地「祖谷八景」を目指します。
普段は7時前に眠い目を擦り擦り起きるのですが、昨晩ぐっずり寝たお陰か、ベッドサイドの目覚まし時計6時のアラームに、すっきり起きられました。
昨日のお風呂同様、団体ツアー客が朝食に来る前に行かないと、バイキングのおかずがなくなる(これは、重大問題)。 6時40分のオープンに合わせて、1Fのレストランへ。7時過ぎると行列ができていたので、早めの行動は大正解でした。
朝の課題は「地下駐車場からの出庫」。
今度はUターン+登りスロープ、そして上がったところがボコボコしてる、そして歩道と歩行者。気を遣わなくてはならないこと、たくさん。でも、カッコよく出なくてもいいんです。スロープの下までバイクを押して、まっすぐ登るようにセット、すぅっと登って、ぴたっと停まる。歩行者もなく、無事出発。
平成の改修前に一度、姫路城には行ったことがあったので、今回は姿を拝むのみに。
白鷺城と呼ばれるだけあって、白く神々しいお城でした。
姫路駅前をヨロヨロと走行。右折ゾーンに入り損ねて、おっちゃんに「そんなことじゃ捕まるよ」みたいなことを姫路弁で浴びせかけられて苦笑ののち、姫路バイパスへ。
細かい経路は決めてなくて、青看板に出て来た「山陽道」の案内とおりに走って、龍野ICから高速走行へ復帰です。
吉備で休憩。
本日朝6時に豊橋を出発したMさんが、すでに三木SAを経過したとの情報をゲット。...Mさん、早過ぎ。
快晴の元、念願の瀬戸大橋へと進みます。
晴れた瀬戸内海ってステキ、はい、バイクで太陽の光に輝く四国は、初めでです。
もったいないから、与島PAで太陽の光と戯れる。
坂出ICを降りて、R11-R319と進みます。
今朝マップルを見ながら作った経路のメモが頼り。
「こんな紙切れでも行けるじゃん、ナビなくてもいいじゃん、」と思いきや、R32を逆走して坂出に戻りかけていました。気を取り直して逆走分を戻り、ひたすらR32を走行。どんどん山道になっていく。で、メモの通りに県道12号線に入ったら、...間違ってました、とほほ。これまた戻って、再びR32。県道32号線経由はパス。小歩危の青看板の英訳が「Koboke Canyon」って、やっぱり断崖絶壁ってことかいな。紅葉の時季に来たら、見事だろうな。
今度は迷わず県道45号線へ。
与島PAから休憩なしで走っているので、かなり疲れてきた。途中、工事の交互通行で停車、坂道発進するときにうまく発進できなかった。...休もう。
道の駅にしいやで休憩。
ここは駐車場が2カ所あって、最初は道なりに入ろうと思ったけど、それだと出る時にUターンで出なくてはならない。だったら向こう側の方が出やすい...ととっさの判断で建物の向こう側の駐車場に入ったのですが、...スロープ。それも下り。バイクが停まった瞬間、「やっちまった!!」と血の気が引きました。
バイクを出すには、バックでこのスロープを上げなくてはならない→絶対ひとりじゃ無理→誰かに手伝ってもらおう→誰かが出てくるのを待とう
経験ある方には、この困難な状況、お分かりいただけるかと。
5分くらい待ったかな。男女二人連れの方がクルマに戻って来たので、「すみません」と状況を説明すると、女性の方が「あら、大変ね、手伝うわ、どうしたらいい?」ととても積極的に助けてくださって、どうにか下り方面に前方を向けた状態で駐輪することができました。
...このとき、同イベント参加のフェミナご一行が、道の駅にしいやの前を通過していきました。
ほっとして建物の中へ。
ソフトクリームみたいなのをを食べている人がいて、「あー、わたしも食べたい!!」。お店のおじさんに聞いたら「ソフトクリームはないけど、アイスならあるよ、そこのケースの中」と教えてくれました。地元オリジナルのアイスだそうで、コーンアイスが3種類、カップアイスが2種類。決めかねて「お薦めはどれですか」と聞いたことから話が弾んで、おじさん一押しの「岩とうふ」をいただきました。(全然アイスじゃないじゃん!!) このお豆腐、毎週金曜日に発注して土曜に入荷、売切り終い。ありつけたのは、ラッキー?
名物案山子さんもいます。
岩と称されるだけあってしっかりと固くて、ちゃんと豆の味がするおいしいお豆腐でした。
時刻はすでに4時近く。5時までには宿泊先に着きたい。でもここまで来たんだから、「かずら橋」も見たい。県道32号線を急ぎます。
見てきました。渡っている時間はないので、見ただけ。でも、生のかずら橋、思わず「ほほぅ～」とうなる感動がありました。
県道32号線から、かの有名な酷道439(ヨサク)へ。
「川沿いに橋があって、渡ると東祖谷小中学校がある。」...ありました。
「そこからは、道なりで近い」...近い? 近い? あれれ、それらしき建物はないぞ? あれ? あれ? 通り過ぎちゃったのかな、バイクを止められるところに出たら、現在地確認をしよう...と思っても、坂だったりコーナーだったりして停まれる場所がない。かなり不安になっていたところに、Kawasakiグリーンのバイクが見えた。幸福のライムグリーンのバイク。目出たく「祖谷八景」に到着しました。
築300年の古民家。
囲炉裏では、あめごの塩焼き、そしてお鍋。炭の香りもいい感じ。
お風呂から上がってきたら、オーナーの西岡さんが「ハート形の集落を見に行かない?」と誘ってくださった。まだ日が残っているし、明日はお天気下り坂というので、馬場さんと見に行く。
西岡さんの解説とともに、自生の植物も鑑賞。
戻って、夕食。
みんなでここに着くまでの苦労話、西岡さんのお話も楽しかったです。
そして、祖谷八景のすごいところは、お料理のおいしさはもちろんですが、なんと「飲み放題」...というか、冷蔵庫にあったビールや発泡酒、全部いただいてしまいました。それも、宿泊料に追加料金なしで。それも、グレープフルーツのお土産付き。いいんかいな、ほんとに。
幸せに時間は過ぎていきました。