とほほ教習日誌1

もっと、とほほ教習日記・・・やっぱり(^o^)あり、(@.@) あり、(T.T)あり?
    念願のライダーになって4ヶ月。通勤をバイクにして、どこに行くにも極力バイクに乗って、月一ツーリングは欠かさず・・・とバイクライフをエンジョイしているわけですが、いざバイクに乗ってみたら、なんてまあ大型ライダーの多いこと。男性だけでなく、女性でもみ~んな大型に乗っているのだ。びっくり。小娘の頃は大型バイクに乗るには試験場で限定解除しなくてはならず、男女共に「高嶺の花」で、割合的には多くはなかったのに。それにその頃から時間が止まっているわたしの中では、「大型バイクはナナハンまで」で、国産リッターバイクたくさんがあることを知ったのも、つい数年前のことだった。バイク購入でバイクカタログを見ても、「あ~、いいな~」と思うと、1000ccとか1300ccとか。いつの間にか、世の中は大型バイク中心になっていたのだ。(言い過ぎ? でも、ホントのことだよね。)
    ツーリングで遠出をし、ホーネットくんで高速に乗ったりすると「怖い」。ネイキッドで風をもろに受けることもあるけど、絶対パワーが所詮250ccなのだ。う~む。
    いづれは大型2輪免許を取ろうと思っていたけれど、「間を空けない方が、クセがつかなくっていいよ」とか「体力あるうちに」とかのアドバイスも受け、次第に「今しかない?」という気持ちがふつふつと沸き上がってきて・・・

    9月23日(2001年) まずは教習所へご相談
    一番の心配は、普通二輪のときと同じで「事前審査」。だって、ホーネットくんでさえ起こせないんだから、200kgを越す大型バイクが起こせるわけないっしょ。・・・ということで、事前調査、探りを入れに、母校のマジオドライビングスクールへ潜入。・・・というか、この日は「マジオフェスティバル」なる催事が行われていたので、人混みに紛れて顔見知りの(中型の時にじっくりお世話になった)教官を捕まえて聞いてみようという魂胆。で、どうにかN教官を見つけてお世話になったお礼もそこそこに、「大型取りたいんですけどぉ・・・」と告白。そしたら「とにかく、やってみましょ」と言うことになってしまった。げ。
    懐かしい「ライダーズルーム」への通路に並ぶ教習車からCB750を引っぱってくると、ゆっくり倒してくださるN教官。じゃあ、と腰を入れて右手でハンドル、左手でシートの辺りを掴むと「ん!・・・」の気合いよろしく踏ん張ってみるけど、CBは「・・・」。「せんせ~、やっぱダメだぁ・・・」(半泣き)。めずらしそうに見ていたおじさんも参加。「ほい!」と起こしてしまう。・・・やっぱ、筋力の差? (涙)
    N教官から「最初は出来なくても、教習していくうちに出来ればいいんだから。」と励ましのお言葉と紹介者欄に先生のサイン・捺印(ふふふ、割引になるのだ)の入校申込書を戴いて、「来ちゃうかも、覚悟しておいてくださいね」の言葉を残して教習所を後にした。

    10月13日 (2001年) そして、入校
    勤務先の社長には「いつ大型取るんですか?」と急かされ(急かしてなんかないって! 自意識過剰)、そろそろ教習所も空いてきたころだろう、寒風に吹かれての教習は辛い・・・などなどで、ようやく教習所に行く決心をした。なにより、いつまでも「大型取りたい」と言っている自分を終わりにしたかった。
    4月の入校時の適性検査がまだ有効だというので、教習料金の支払いと視力検査、写 真撮影、予約表の記入で手続きが終わってしまった。教習は来週火曜日、10/16日から。

    10月16日 (2001年) 始まった・・・第一段階
    前回中型免許取得時は、ホントにイケてないことだらけだったけど、優しい教官の暖かいご指導のお陰で無事免許を手に入れることが出来た。楽しい教習だったからこそ、またこうしてここにきてしまったんだよ~ん。お世話になります、お世話掛けます、よろしくお願いします。
    今日は2時限連続乗車。 とうとう「大型免許への道」スタートなのだと感慨にふける間もなく、教習が始まりました。教官から教習車の簡単な説明、「CBとゼファーがあるけど、どっちにする?」先月下見に来たときにゼファーはクラッチがとても固かったので、迷わずCB。そして、ヘルメットを被る前にやることがいくつか。最初にサイドスタンドを立てたままバイクに跨る。「そのまま立ててみて」と教官。しっかし、ナナハンって大きいのね。ホーネットくんはタンクが大きいって有名(?)だけど、その比じゃない。ホーネットくんはタンクの「張り」が大きいだけで、ウエストはキュッとしまっているのに、このCBくんは寸胴だ。なんだか他人には思えないような。・・・そして、重い。わかっていたことだけど、重い。ホーネットくんなら跨いで重心を右に移せばすうっと立つのに、CB様(「様づけ」に昇格)は、腰を振っても微動だにしない。・・・っていうか、サイドスタンドを立てたままだと、右足が地面に着かない。(汗)・・・(注:このCB様は特にサイドスタンドが度重なるコケによってか短くなっているので、左傾斜が一層激しいのだ。 ) それでも後ろを教官に支えてもらいながら右足を着いてバイクを立てる。(支えてもらったまま)・・・「りょ、両足着きません」。そぉっと左側に体重を移し、足を着いて(自然右足は宙に)、「立ち姿勢」、ようやくバイクから手を離せた教官、「うん、大丈夫だね。止まるときは腰をずらして足着けば」・・・これでいちおう「体格(体型?)は合格」らしい。そして、次は引き起こし。

    何度もいうけど、一番心配していたのがこの引き起こし。中型の時は途中から出来るようになり、安心していたら、いざ公道で自分のホーネットくんが起こせない。先月の「お試し」でもダメだった。もう教習料金払っちゃったんだからまさか「ダメです」とは言われないだろう。出来なかったら、「教習中に出来るようになりますから!」と泣きつくしかなかっぺ、と覚悟を決めていたら「自分で倒すとコツが掴みやすいから」と、倒し方を見せてくれた。今まで教習所内では数知れず、公道では数えるのを止めたくらいバイクをコカしてきたわたし(自慢するな)、その度にや~な思いをしてきたと言うのに、「自分でコカせ」と?! ・・・がっしゃ~んとやっていいのけ?と思っていたら、「引き起こしの為の倒し方」(決して「コカし方」ではない)は違うんだな。右手でハンドルとブレーキレバー、左手はリアシート下のパイプを掴み、後ずさりするようにゆっくり倒していく。で、バイク(というか、エンジンガード)が地面に着くか着かないかの位置で、今度は身体をバイクに預けて前進する。・・・たら、あらやだ、起こせるじゃん。わたしにも出来たじゃん。これはとっても嬉しかった。これからの教習に一筋の光が差したような気持ちになれた。だって、出来ないことは一つでも少なく、出来ることは一つでも多い方がいいもん。それから、センタースタンド。立てるときに体重掛けても動かないんだよ。わたしって体重軽いの?と錯覚に陥ったけど、「ふむ!!」でどうにかこなせました。

    気分も晴れやかに、重~いCB様を引きながら、コース端へ。「せ~の~」の気合いと共に跨り、外周を何周か周り、クランク、S路、一本橋まで渡ってしまった。当たり前のことかもしれないけど、全くの初心者だった中型教習時とは大きな違い。「すご~い」と自分に感心していたんだが・・・、小回りして教官のバイクの左側に入ろうとしたところで、大きく回りすぎ。コースを外すことはなかったけど、止まるときにバランスを崩して「がっしゃ~ん」。・・・でもさ、自分のバイクじゃないって、いいね。コカしても、全然精神的には平気だもん。それに、さっきやったばかりの引き起こし、早速実践出来たし。ちょっと呆れ顔の教官に「自分のバイクでも小回りができないんです。Uターンなんて全然」と言うと、早速小回りの練習をしてくれた。回る円の中心に顔を向ける、気持ちリーンアウトにする、ニーグリップはしっかり、リアタイヤの通 る道を意識して、のアドバイスを戴き、クルクルと回ってみる。こうなると、気分はすっかり「ライディングスクール」。ホーネットくんにも応用できる。あと教官が強調したのが、ブレーキング。入力を丁寧に、そして後は素早く強く。
    そんなこんなで、一時限目は修了しました。

    続いて2時限目。
    今度は女性教官。4輪の女性教官は数人いるようだが、2輪は彼女だけ。でも中型教習のときには当たらず、今回が初顔合わせ。よろしくお願いします。

    まず、急制動もどき。・・・最初は前輪ブレーキだけ、次は後輪ブレーキだけで止まる。前の時間の一本橋でも感じたことだけど、リアブレーキって効かない・・・。
    その後はクランク、S字、スラローム、一本橋の繰り返し。一度S字の出口でクルマがノロノロと走ってくるのを待ちきれず、フラフラガッシャ~ン!とやったけど、「自分で起こせるから、いいよ~、何度コケても~」と暖かいお言葉。ありがとうございます。
    各課題では、中型と大型のパワーの違いを感じた。クランクでは一速で入っていくと、そのまま半クラッチをつかわなくてもいい感じの低速で進んでいく。アクセルワークに気を取られない分、ハンドル操作に集中できる。S字では、勢いよく入るとコースアウトしそう。スラロームでも、トルクが太い分ハンドル操作に集中できる。とにかく失速ゴケの心配がない。しかし、一本橋ではクラッチ切ったままだと、思いっきりリアブレーキを踏んでもするするすると通過してしまう。中型のときはそれで通用したんだよ。こっちはちゃんとアクセルワークに気を回さないといけない。


    2時限の教習を終えて、愛車・マイダーリンホーネットくんの元に戻り、ハンドルを掴むと・・・「軽い」。そして跨ると・・・「ちっこい」。 まるで、モンキーに跨ったみたいな気分。排気量にして3倍違うと、こんなにも大きさが違うんだ、とつくづく実感した次第。

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最終更新日

April 4, 2017 01:05 AM