もう一年近く前からマップルに貼ってある付箋。
中部・北陸の29、かすれた文字で「天竜スーパー林道・R389」と書いてある。...春の寸又峡ツーが決まったときにフェミナのFさんから「どんな道かわかりますか」と聞かれて、知っている人がいたら...と思ってメモして貼付けて、そのまんま。
先月から、親睦会や安倍峠・雨畑林道と中部・北陸のマップルは大活躍。そのたびにこの付箋が目に入って、これはきっと「走ってこい」ってことなんだな。紅葉もきれいだろうし、行ってこようかな。
その県道389にレッツトライ!
もちろん、D-トラです。高速移動はできないので、狭い山道系(林道とも言う)経由を選択。
R473を寸又峡方面に。本川根町に入ったところでR362に入ります。
なに、この「期間・当分の間」って。
迂回路があると書いてあるので、そのまま進む。
R362、話には聞いていたけど、すばらしい酷道。
道幅狭く、落ち葉満載。でも、雨畑林道を走破した身には、「なんや、普通の道やん!(なぜか関西弁)」としか思えない。
居寄から迂回路。
案内の横に「林道・終点」とも。いや、ここから始まるんです。
途中、ホッタテ小屋みたいのがあり、それが「ペンションシンフォニー」だとわかり、ひょえ〜〜〜。 途中、トイレ休憩...と思ったけど、まったくそういう施設がない。林道だから仕方ないのでしょうが。「県立春野山の村」もあったけど予約制で、立ち寄れない雰囲気。
再びR362に出て、少し戻って念願の県道389へ。
やった～!!。
1～1.5車線で、そんなに走りにくいコーナーもなし。
ツーリングのバイク、何台ともすれ違いました。
ただ、スポーツバイクの対向車は道幅いっぱいにラインを取って来るので、左端に寄っていてもこっちに向かってくる。「端っこ走りなさいよっ」(昔タンスにゴンのCMの美川憲一で)
紅葉は、ただただ素晴らしいの一言。
わたしはいったい、今まで秋に何していたんだろう? こんなに美しい紅葉を見ずにいたなんて...。
そうこう走っているうちに、急にヒトけが。
山住神社のある山住峠に到着。ちょうどお昼時間、峠の茶屋もあって、店先で何か焼いていて、いい匂い。...けど、5～6人が並び、奥の座席からも 「すみません～」と声をかけられ、お店の人はあたふたしているので、持参したパンとおにぎり、水筒のお茶でヨシとした。ここでトイレ休憩も。
スーパー林道と県道368の交差点。紅葉狩りの人で大盛況。
ここまで来たら、帰ることを考えないと。来た道を引き返すのはもったいないし。「バイクで来たの? ひとりできたの?」と声を掛けてきたご夫婦が 「水窪の方から上がってきたけど、紅葉がきれいだったよ」と教えてくれたので、そのまま県道386を水窪方面に降りて、R152で帰ることにした。
実は、スーパー林道もすっごく惹かれた。
フェミナのメンバーが今年の春に走って「すっごくよかったよ」と聞いていたし、12月下旬から来年4月まで閉鎖になるし。 でも、今日は欲かかないで、386に集中しよう。
で、やっぱり美しい紅葉を愛でながら水窪に降りてきた。
布滝。音も無くなめらかに水が落ちていました。GSで給油。
おばちゃんが「若い女の人が、ヒトリで。へーっえらいねぇ」と。「若くないよ、トウが5本くらい立ってる」...たぶん、あなたと同年代(小声で)。メット被ってるって、お得?
明神峡から山住峠を越えて紅葉を見てきた話をすると、「兵越峠もきれいだよ、ここからクルマで30分くらい」とイラストマップを持ってきてくれた。もう2時近かったので、改めて来よう。とりあえず、「ここのスタンドは、日曜はお休み?」と確認。(休業だそうです)
その後はR152を快走。
でも、こういう道はD-トラはストレス。モンスターで走りたい。
天竜二俣で県道40、ここもモンスターで走りたい道。掛川でR1バイパス、ここもモンスターがいい道。
自宅には、5時すぎに到着。走行距離、210km。
日が暮れてきていたので、洗車は明日...と思ったんだけど、思わぬ展開が待っていました。